老人性色素斑 特徴 ケア

老人性色素斑の特徴とケア方法

私たちが普段、普通にシミと言っているものは、正式には日光黒子で日光性黒子、老人性色素斑ともいわれているものです。。
一般的には、老人性色素斑という方が、なじみがあるでしょうが、正直、日常生活ではあまり使いませんよね。
このシミ(老人性色素斑)、できてしまってからだんだんと大きく濃くなることが多いので女性にとっては悩みの種。
老人性色素斑、消えないと思ってませんか?ケア方法によっては、薄くなることも多いんですよ。

老人性色素斑の特徴

老人性色素斑には、数ミリのものから数センチの大型のものまであり、長年、日に当たってきた部分の皮膚に生じます。
淡褐色〜濃褐色の色素斑で、顔以外にも手、背、前腕、上背などの露出したところに多いようです。
特に中年以降に増え、主に紫外線が原因とされています。
子供の頃や、若いころには日焼けしてもすぐシミになることはないけれど、隠れシミという言葉があるようにシミ予備軍が・・・・。
早ければ30歳台で、40歳以降くらいから多くなり、顔面・手背・前腕など日光(紫外線)にあたるところに徐々に現れ始めます。
比較的濃い褐色をしていて、境界がはっきりしているのが特徴のシミです。

 

紫外線に長期間あたり続けた結果、皮膚の表皮細胞が光老化し、色素細胞(メラニン細胞)を活性化して過剰なメラニンを作らせます。
ですから、今できているシミは5〜20年の間に紫外線に当たった影響がでているというわけです。
子供の頃や、まだ学生のうちは、なかなか紫外線対策なんてできないですよね。

 

私は20代代半ば過ぎにはもう、頬骨の高いところのこめかみあたりにシミに気づきました。、
ほんとに早い段階で現れたということですね。

 

小中学校の頃から、夏は水泳、陸上で長距離の練習とか、そのころは紫外線のことなど全く気にせず日光にさらされた毎日をおくって来ました。
陽に焼けると、皮がむけたりしていましたが、子供でしたし、日焼け対策など全くしなかった結果、こんなシミが出来てしまったんですね。

 

紫外線にあたった肌は、肌細胞を守るためにメラノサイトを活性化させて黒色メラニンを生成するように身体はできています。
つくられた黒色メラニンは、本来なら肌のターンオーバーによって角質と一緒に、垢となって排出されます。
でも、紫外線を過剰に浴びたり、加齢などによる肌代謝の機能が低下してしまうと、黒色メラニンの生成が過剰になり、ターンオーバーで排出しきれなかった黒色メラニンが色素沈着として肌に残り、シミになります。

 

このように、老人性色素斑のシミの原因は、メラニン細胞の異常と表皮細胞が正常に働かなくなったからです。
シミを取り去るには、紫外線で老化したこれらの異常細胞を破壊し、正常で健康な細胞に置き換えることが重要!

 

老人性色素斑のケア方法

出来てしまったシミを薄くするには、肌サイクルを正常に戻すこと。

 

ビタミンCは、抗酸化作用もあり、コラーゲンを合成するのにも必要な成分です。
また、ビタミンEの再生機能も美肌に不可欠と言われています。

 

ハイドロキノンは、最近では美容液などに配合されたものも多くなってきましたが、老人性色素斑のケアにも効果的です。
刺激が強いので、取り扱いやケアでは慎重にする必要がありますが、「シミは消せない」と思っていた人にはその思い込みが一転するかと思います。
紫外線によるダメージのための抗酸化。
紫外線を浴びると活性酸素が発生します。
活性酸素が増えすぎると、細胞がダメージを受け肌トラブルがの原因になります。
活性酸素を除去する抗酸化作用があるものを身体の内側、食品などから取り入れることも大切です。
ポリフェノールややリコピンなど、活性酸素を除去する抗酸化作用があるので、トマトや緑茶など、積極的に摂り入れたいですね。

 

また、レーザー治療などは有効な治療になります。
自宅でのシミケアは、やはり長期的になってしまうので、今すぐにでも消してしまいたいと思われる方は、皮膚科や美容皮膚科の受診や治療も選択肢の一つです。

 

老人性色素斑の注意点

高齢になると、ほとんどの人は身体のどこかに、この老人性色素斑があります。
長年放置すると、いぼ状に隆起したり、脂漏性角化症という「老人性のいぼ」に発展することがあります。
普通は痛み・かゆみなどの自覚症状はありません。

 

主に紫外線が原因ですから、日光に当たらないこと、UVケアをすることで進行を遅らせることが重要になります。

 

老人性色素斑を消すために、レーザー治療などは有効な治療になります。
ただ、老人性色素班と一緒に、肝斑が併発している場合があるんですね。
肝斑は強いレーザー治療で悪化することがあるので、注意が必要です。
レーザー治療の場合は、しっかりと皮膚科・美容皮膚科で受診、相談してください。

 

老人性色素斑の特徴とケア方法まとめ

年々、濃くなる、大きくなるシミ、「老人性色素斑」。
自宅でのケアは、継続と根気が必要です。
ただ、何もケアしなければ、濃くなる、大きくなる一方ですが、ケアのやり方によってはずいぶん変わってきます。

 

濃く、大きくなってきたシミでも、ハイドロキノンは強力な美白剤なので検討してみてもいいかと思われます。
(刺激が強いので、敏感肌の方にはおすすめできません。)

 

食べ物もビタミンCなど多い食品を多く摂るという事が勧められますが、これだけではなかなか効果が感じられないかもしれません。
L-システインやトラネキサム酸など、内服薬の併用は外からと内からのケアで効果的に。
L-システイン配合の飲み薬は、日焼け対策にもなるのでおすすめです。

 

てっとり早い、皮膚科や美容皮膚科でのレーザー治療は有効ですが、再発の場合もあるのでホームケアは重要ですよ。

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