ビタミンC 美白 成分 比較 効果

ビタミンCの美白効果と注意点について解説します。

ビタミンCは水溶性のビタミンの一種です。
化学名では L-アスコルビン酸を指します。
私たち人間は、このアスコルビン酸を体内で生成できないため、食品などから補う必要があります。

 

自然界に存在する弱肉強食の世界では、多くの動物はアスコルビン酸を体内で生合成できるため、わざわざビタミンCを摂る必要はありません。
肉食動物が、このいい例です。
多くの哺乳動物では、体内でブドウ糖からビタミンCを合成することができるそうです。

 

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しかし、残念なことに、前述のとおり、私たちはビタミンCを身体の中で作り出すことができません。ビタミンCはコラーゲンが体内で合成されるときに必要な物質なので、ビタミンCを欠いた食生活を続けていると壊血病の他様々な病気や、身体の不調が現れます。

 

コラーゲンは体の細胞と細胞の間を結ぶたんぱく質で、ビタミンCはこのコラーゲンを生成に不可欠。
美肌や健康維持にとっても役立つ、必要なものと言えます。

 

しかも、ビタミンCは抗酸化作用があり、活性酸素から、身体を守ってくれます。

 

ビタミンCの主な働き
毛細血管・歯・軟骨などを正常に保つ。
皮膚のメラニン色素の生成を抑える。
抗酸化作用⇒老化防止。

 

 

ビタミンCの注意点

鉄分・カルシウムなどミネラルの吸収を促進する効果がありますが、摂りすぎると鉄過剰症の原因になることがあります。

 

骨や腱などの結合タンパク質であるコラーゲンの生成に必須の化合物です。ビタミンCが不足すると、コラーゲンが合成されないために、血管がもろくなり出血を起こします。これが壊血病です。

 

1日あたり摂取量の目安は、厚生労働省による推奨量(RDA)は100mgです。
この数値を下回ると、各種欠乏症状が現れることがあります。

 

 

体内で吸収しきれなかった過剰なビタミンCは、通常尿として対外に排出されますが、数グラムレベルで一度に大量摂取し、腸管耐容量を超えると下痢を引き起こす可能性があります。
厚生労働省によると、生活習慣病予防の観点から、ビタミン C の摂取量と血液中濃度、体外排泄を検討した研究結果から、1g/日以上を摂取する意味がないことがわかっています。
要するに、適量が一番いいという事です。
サプリなどからビタミンCを摂る際には、この点に注意しましょう。

 

ビタミンCが多い食品
グレープフルーツなどの柑橘類や緑茶
柿、アセロラ、キウイフルーツ、トマト
グァバ、パパイヤ、ブロッコリー、芽キャベツ、ブラックベリー、イチゴ、カリフラワー、ほうれん草、マスクメロン、ブルーベリー、パセリ、ジャガイモ、サツマイモ

 

など。

 

ビタミンCは、熱に弱いとよく言われます。
加熱、または加熱時間が長いと、酵素や水との反応が促進され分解されて壊れやすくなるためです。
調理するときはさっと手早くが基本。

 

その点、じゃがいもなど芋類はデンプンに包まれ保護されているので、壊れにくいと言われています。

 

そして、野菜ジュースやフルーツジュースをビタミンCが取れるからと飲む方も多いかと思いますが、濃縮還元ジュースは加熱処理がされているためビタミンCの大半は壊れています。
表示成分表を確認すればわかります。
ビタミンC記載がある場合は、別途に添加されています。

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